エファタ本堂聖堂
概要 エファタ教会はソウル市城東区馬場洞にあるソウル大司教区所属の聴覚障害者のための小教区である。1957にトナムドン教会で始まった聴覚障害者共同体をルーツとするソウルカトリックろう者使徒会が2017に準小教区となり、2019に聖堂奉献とともに小教区に昇格して現在のエファタ教会となった。聯合ニュースはこの教会をソウル地域で初めて開設された聴覚障害者のための教会として報じた。歴史 〔トナムドン教会のろう者教理班とろう者部(1957~)〕 ソウルカトリックろう者使徒会の歴史は、ドイツ人ホ・エドク修道女が1957にソウルのトナムドン教会で聴覚障害者に …
概要
エファタ教会はソウル市城東区馬場洞にあるソウル大司教区所属の聴覚障害者のための小教区である。1957にトナムドン教会で始まった聴覚障害者共同体をルーツとするソウルカトリックろう者使徒会が2017に準小教区となり、2019に聖堂奉献とともに小教区に昇格して現在のエファタ教会となった。聯合ニュースはこの教会をソウル地域で初めて開設された聴覚障害者のための教会として報じた。
歴史
〔トナムドン教会のろう者教理班とろう者部(1957~)〕 ソウルカトリックろう者使徒会の歴史は、ドイツ人ホ・エドク修道女が1957にソウルのトナムドン教会で聴覚障害者に教理を教えたことをきっかけに始まったと使徒会紹介ページは記す。同ページの年表は、1957年4月6日にホ・エドク修道女の指導でトナムドン教会でろう者教理班が始まり、同年10月10日にトナムドン教会にろう者部が設立されたと記す一方、紹介文はろう者部設立を1959と記す。年表には1962年11月にミョンドン教会婦人会館でラウレンシオ修道女がろう者教理班教育を始めた記録があり、エファタ教会紹介ページは1965にミョンドン司教座聖堂でも聴覚障害者共同体が始まったと記す。
〔ソウルカトリックろう者使徒会(1986~)〕 二つの共同体は1986にソウルカトリックろう者使徒会の名で統合された(エファタ教会紹介)。使徒会紹介ページは1986にソウルカトリック社会福祉会傘下の「ソウルカトリックろう者使徒会」を設立したと記し、年表は1986の初代役員として指導司祭チェ・ソンウン・ヤコブ、指導修道女ペ・スッキ・ルチアを記録する。年表によれば、1982年3月にセジョンノ教会でエファタ日曜学校教理勉強が始まり、1989年2月4日にチョン・スノ・ミカエル司祭が司祭叙階を受けて指導司祭を務め(1992年10月にノンヒョンドン教会へ転任)、1989年4月16日にソウルカトリックろう者使徒会事務所祝福式があった。1992年4月26日には使徒会設立記念日を4月最終日曜日と確定し、キム・ヒョンドク・使徒ヨハネ司祭は1992年7月2日に助祭叙階、1993年7月16日に司祭叙階を受けた。1999年4月18日にナクソンデ教会で手話ミサが始まった。1977には韓国政府(3月24日に国民勲章椿章)とドイツ政府(11月7日に一等功労十字勲章)がホ・エドク修道女に勲章を授与し、2005年1月24日にホ・エドク修道女が死去し、2010年4月14日にホ・エドク修道女胸像除幕式が行われた。
〔スユドン手話ミサとパク・ミンソ司祭〕 エファタ教会紹介は1990から2019までスユドン地域で手話ミサを行ったと記す。聯合ニュースは、アジア初の聴覚障害者司祭でろう者使徒会担当だったパク・ミンソ司祭がソウル市江北区スユドンのある修道会建物を借りてミサを司式してきたと報じた。年表によれば、パク・ミンソ・ベネディクトは2006年7月6日に助祭叙階、2007年7月6日にチャムシル体育館で司祭叙階を受け2007年7月8日にポンドン教会で初ミサを行い、2007の役員名簿から指導司祭として記録される。2012年10月7日にはチョン・ジンスク・ニコラオ枢機卿司式でソウルカトリックろう者使徒会設立55周年記念行事が行われた。
〔聖堂建設推進〕 聯合ニュースとヘラルド経済は、ろう者使徒会に登録した信者が500人前後だったがミサに共に参加できる人員は150人にすぎなかったと報じた。両紙によれば、パク・ミンソ司祭は2011から建設基金を集めるため150余りの教会を訪ねて後援ミサを奉献し、信者たちは慈善バザーや音楽会などで力を添えた。年表には2010年12月の聖堂基金造成一日ホップ、2012年10月19日の聖堂建設慈善音楽会、2013年11月10日の聖堂基金造成フリーマーケット、2015年7月3日の聖堂建設基金造成分かち合い音楽会、2015年10月15日の聴覚障害者聖堂建設のための音楽会「エファタ」、2017年9月6日の聴覚障害者聖堂建設基金造成幸福音楽会が上がっている。
〔準小教区昇格と小教区昇格(2013~2019)〕 エファタ教会紹介は2013にマジャンドンの土地を購入し2015に追加で土地を購入して2017年7月に起工ミサを奉献したと記す(年表は2017年7月21日のエファタ教会起工ミサと記録)。同年8月にろう者使徒会を準小教区に昇格し、年表はこれを2017年8月18日のソウルカトリックろう者使徒会(準)小教区新設、中ソウル地域第6トボン・カンブク地区編入、パク・ミンソ・ベネディクト司祭の主任司祭昇格と記す。2017年9月24日にはソウルカトリックろう者使徒会設立60周年を迎えた。2018年8月20日に準小教区名称をエファタ準小教区に改名した。2019年8月15日に聖堂が竣工し、8月25日にヨム・スジョン・アンドレア枢機卿司式で聖堂奉献式(祝聖式)を行い教区小教区として承認された(エファタ教会年表)。エファタ教会紹介は2019年8月に聖堂祝福ミサを奉献しエファタ小教区に昇格したと記す。
〔2020以降〕 年表によれば、2020年2月25日にコロナ19でミサが中断され、4月8日にユーチューブでエファタ教会オンラインミサを始め4月23日にミサを再開した。2025年6月19日にはエファタ教会で手話ミサを奉献し上半期手話教室修了式を開いた。カトリック新聞によれば、手話教室は基礎班・上級会話班・カトリック手話班(各6か月、計18か月課程)で構成され聴覚障害者が直接教育に参加して非障害者奉仕者を養成するプログラムであり、当日基礎班21人、上級会話班11人、カトリック手話班13人など45人が修了証を受けた。小教区は1980年代初めにソウルカトリックろう者使徒会で始まった手話教室を2017の準小教区昇格以降引き続き開いている。
建築と空間
聯合ニュースによれば、聖堂は敷地886㎡に地下2階、地上6階で建てられ延べ面積は2,405㎡である(ヘラルド経済は延べ面積を differently ではなく異なる数値で記す)。大聖堂と小聖堂、言語聴覚療法室、小さな黙想の家を備えた。ミサを奉献する300席規模の大聖堂はどこからでも手話がよく見えるよう階段式に作られ、横3m・縦1.8mの大型LED電光掲示板で司式司祭の手話と字幕を共に見ることができる。聯合ニュースとヘラルド経済は、聖堂壁面にパク・ミンソ司祭が一か月かけて直接書いたヨハネ福音6章600字が刻まれたと報じ、聯合ニュースは文字の末尾にパク司祭の号スウ(守愚)が付いたと記す。ヘラルド経済は設計者の提案で実現したと記す。エファタは「開かれよ」という意味である(ヘラルド経済)。
管轄と所属
韓国カトリック司教協議会住所録はエファタ小教区の所属をソウル大司教区東ソウル地域第8ソンドン・クァンジン地区、設立日を2017年8月18日、信者数を290人、巡回教会数を0と掲載している。エファタ教会年表は2017年8月18日の(準)小教区新設当時中ソウル地域第6トボン・カンブク地区に編入されたと記す。
関連する場所と人物
- トナムドン教会:1957にホ・エドク修道女のろう者教理班とろう者部が始まった教会である(エファタ教会使徒会紹介)。
- ミョンドン司教座聖堂・セジョンノ教会・ナクソンデ教会:ろう者教理班(ミョンドン教会婦人会館)、エファタ日曜学校(セジョンノ教会)、手話ミサ(ナクソンデ教会)が行われた所である(エファタ教会年表)。
- ホ・エドク修道女:生涯韓国の聴覚障害者のために献身したドイツ人修道女で、ソウルカトリックろう者使徒会歴史の出発点として紹介される(エファタ教会使徒会紹介)。
- パク・ミンソ・ベネディクト司祭:アジア初の聴覚障害者司祭と報じられ(聯合ニュース、ヘラルド経済)エファタ教会の初代主任である(エファタ教会紹介)。
- キム・ヒョンドク・使徒ヨハネ司祭:エファタ教会紹介ページに2代目主任として上がっている。キム・ドンジュン・カリスト司祭は初代助任として上がっている。
参考資料および出典
- カトリック・エファタ教会、教会紹介。聴覚障害者共同体の始まり(1957・1965)、1986の統合、スユドン手話ミサ、2013~2019の土地購入・起工・準小教区・小教区昇格、歴代主任・助任。
https://ephatha.org/about-ephatha/ - カトリック・エファタ教会、使徒会紹介(ソウルカトリックろう者使徒会)。ホ・エドク修道女と1957~2020年表、準小教区新設(2017.8.18)と奉献式(2019.8.25)。
https://ephatha.org/%ec%84%a0%ea%b5%90%ed%9a%8c-%ec%86%8c%ea%b0%9c/ - 聯合ニュース、「ソウル馬場洞に聴覚障害者専用エファタ教会が開く」(2019.8.14)。規模、大聖堂・LED電光掲示板、後援ミサ、ヨハネ福音6章の文字。
https://www.yna.co.kr/view/AKR20190814148900005 - ヘラルド経済、「初の聴覚障害者エファタ教会建設…どなたでもお越しください」(2019.8.16)。祝聖式、規模、後援ミサ、エファタの意味。
https://biz.heraldcorp.com/article/2077593 - カトリック新聞、「ソウル・エファタ小教区、聴覚障害者と非障害者をつなぐ手話奉仕者45人を養成」(2025.6)。手話教室と手話ミサ。
https://www.catholictimes.org/article/20250623500011 - 韓国カトリック司教協議会オンライン住所録、「エファタ小教区」。所属地区、設立日(2017.08.18)、主任・助任、信者数。
https://directory.cbck.or.kr/OnlineAddress/Catholic/DetailInfo.aspx?cgubn=c&char=all&code=201007970&gubn=4&gubn2=all&gyogu=201000011
文書情報
- 文書サイズ
- 11,655 バイト
- 版数
- 1
- 投稿者数
- 1人
- 作成日
- 2026年10月20日 02:28
- 最終更新
- 2026年10月20日 02:28
- 本文リンク
- 0件
- 出典リンク
- 6件
- 作成状態
- 改善を推奨
- 場所ID
74b4a1ac-8a70-4a3e-be6d-4da917af760b- 固定リンク
- https://missamap.com/ja/kr/seoul-epata-bondang-catholic-church/wiki/
- 引用
韓国カトリック場所百科, "エファタ本堂聖堂", 最終更新 2026年10月20日 02:28. https://missamap.com/ja/kr/seoul-epata-bondang-catholic-church/wiki/