サンピョン公所

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この場所について

上坪公所は、カトリック清州教区の甘谷本堂に属する陰城郡甘谷面の公所である。清州教区の公式公所一覧と韓国カトリック教会住所録によって、現在の所在地と甘谷本堂との関係が確認できる。甘谷本堂は「玫瑰聖母巡礼地」としての性格も持つため、上坪公所は地域信徒の日常的な信仰生活を支えながら、母本堂の聖母信心の伝統ともつながる小さな共同体として位置づけられる。

『カトリック平和新聞』は、上坪公所に広い聖母の園が整えられ、公所の信徒が自らの信仰生活だけでなく地域住民への宣教にも積極的に関わってきたと伝える。今日の上坪公所を理解するうえで重要なのは施設の大きさではなく、家庭で始まった信仰が村の共同体へと育ってきた点にある。本堂から離れた農村で祈り、交わり、宣教を続けてきた公所の典型的な性格を示し、甘谷地域のカトリック信仰の生活史とも深く結びついている。巡礼地本堂の伝統と村の公所の日常性が重なるため、ここでは規模よりも共同体の持続そのものが大きな意味を持つ。

歴史と由来

上坪公所の始まりは、朝鮮戦争の休戦直後にさかのぼる。『カトリック平和新聞』の公所史によれば、李相根ヒラリオと尹ヨアンナの家族が上坪里に移り住み、自宅で公所の祈りを行った。彼らは李アンナとともに村の人々に福音を伝え、甘谷本堂の李康俊ヨセフ伝教会長も上坪を訪れて宣教を助けた。信徒が増えると、当時甘谷本堂を担当していたメリノール宣教会のジェームズ・H・レイ神父が1955年に上坪公所を正式に設立した。

公所が設立された後もしばらくは李相根家に集まっていた。1963年、甘谷本堂主任の安吉模神父が上坪里の17.5坪の建物を購入し、公所として使用するようになった。家庭から始まった祈りの集まりが共同体専用の場所へ移ったことは、上坪の信仰共同体が安定した形を整え始めた重要な変化であった。

施設はその後も整備された。資料には、1987年9月11日に老朽化し手狭になった公所の新築工事を始め、約3か月で完成したと記されている。また1996年1月末には、敷地661平方メートル、延床面積92.5平方メートルの平屋赤れんが造りの公所として再建されたと伝えられる。こうした整備には公所信徒の自発的な協力が伴った。

上坪公所の歩みは、戦後の一信徒家庭での公所祈祷から、正式設立、専用空間の確保、再建へと続いた。宣教、公所祈祷、建物の整備は別々の出来事ではなく、共同体が段階的に根づいていく一つの過程だった。小さな農村共同体が個人宅を超えて共同の祈りの場を築き、甘谷本堂と結ばれた地域宣教の拠点へと成長した流れを示している。

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